過去ログ - 異世界に行くとモテモテになる風潮
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166:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:39:12.40 ID:s6GxWFFpo
女「そういえば、こっちに誰か来たのか分かったの?」

たかし「うん……。しかも俺が想定していた最悪のパターン」

女「どういうこと?」
以下略



167:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:40:16.72 ID:s6GxWFFpo
女「自分しかできないなんて、傲りもいいところだわ。貴方のしていることなんて誰でもできるのよ。きっと」

たかし「そんなことない! 俺は女神に選ばれて……」

女「だったら、女神に選ばれれば誰でもいいって事じゃないの」
以下略



168:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:40:55.88 ID:s6GxWFFpo
女「まずはその怪我を直さないと。どうすればいい?」

たかし「何か代償があればできるけど……」

女「例えば?」
以下略



169:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:41:22.71 ID:s6GxWFFpo
委員長「全員、集めたぞ」

たかし「ありがとう」

俺は、ステージに上る。全校生徒が一気にざわつく。見知らぬ男がいきなり話があるとステージに上ったのだから当然だろう。
以下略



170:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:41:57.27 ID:s6GxWFFpo
たかし「皆に頼みがあるんだ。俺に力を貸してくれ!」

ステージ上で、俺は頭を下げた。生徒たちは困惑しているのか、どよめいていた。

DQN「俺はやりますよ!」
以下略



171:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:42:32.44 ID:s6GxWFFpo
女「とりあえず。集めてきたよ!」

たかし「うわっ!」

そこには、大量の髪と爪がバケツ何杯も溜まっていた。ちょっと怖い……。
以下略



172:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:43:13.22 ID:s6GxWFFpo
魔王「愚かだな。まだ希望を捨てていないとはな」

たかし「来ると思っていたよ」

魔力を放出したのだ。この世界で魔法を扱えるのは、俺と魔王だけだ。魔力を感じてここまで来たのだろう。
以下略



173:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:44:02.82 ID:s6GxWFFpo
魔王「ちょこまかと鬱陶しい!」

魔王の横薙ぎが、皆を吹っ飛ばす。一人、また一人気絶して倒れていく。

たかし「まだまだぁ……」
以下略



174:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:45:13.50 ID:s6GxWFFpo
女「頑張れー!」

女の応援する声が聞こえた。何勝手に諦めてるんだ。俺は……! 約束したじゃないか。たかしを必ず、女の前に戻すって。だったらここで死ぬわけにはいかない。俺は力を振り絞って、その一撃を何とか躱す。

クラスメイト1「頑張れたかし!」
以下略



175:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:45:40.45 ID:s6GxWFFpo
その剣は、剣と呼ぶにはふさわしくないほどに弱々しくて、脆くて、今にも壊れそうだ。でもその剣には、無限の可能性が秘められていた。

たかし「これは、俺の心の弱さだ」

名前を付けるとするならば、パンドラの剣といったところだろうか。俺の心は希望に満ち溢れているから。
以下略



176:ぐりこーげん[saga]
2016/02/11(木) 14:46:11.15 ID:s6GxWFFpo
たかし「はぁ……。はぁ……」

倒しただろうか? 確かめようと近づくと、魔王は急に立ち上がって女を捕まえた。

たかし「なっ……!」
以下略



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