過去ログ - あぎり「やすなさんの異常な愛情」
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1:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:05:02.09 ID:p/HPNgSQ0
またキルミーSSです。
こんどはあぎりさんが主役です。



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2:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:05:58.02 ID:p/HPNgSQ0



朝。

以下略



3:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:08:07.58 ID:p/HPNgSQ0
起きてから三十分も経てば、出かける準備はほぼ完了する。
あとは、朝食のパンが焼けるのを待つだけだ。

「……眠いですねぇ」

以下略



4:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:10:06.19 ID:p/HPNgSQ0
テーブルに肘をついて、トースターを眺める。

パンを焼く電熱線の熱さが、少しだけ私に伝わってきた。
同時に、程よく焼けたトーストの良い香りが鼻をくすぐる。
そろそろ焼けるかな、なんて考えていた次の瞬間トーストが飛び出した。
以下略



5:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:11:36.22 ID:p/HPNgSQ0
外見というのは信用に直結する。
だから人々は立派なスーツを着て、いい値段の腕時計をして、爽やかな笑顔を作ろうと必死になるのだ。

「さて、と。そろそろ行かなきゃ」

以下略



6:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:13:02.83 ID:p/HPNgSQ0
ドアを開けると、外の空気と光が室内に入り込んできた。
今日もいい天気。風がふわりと私の髪を持ち上げる。

「……行ってきます、ソーニャ」

以下略



7:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:14:00.66 ID:p/HPNgSQ0




ソーニャが死んだのは、一体どれくらい前だったろうか。
以下略



8:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:15:12.60 ID:p/HPNgSQ0
それが、私からソーニャが死んだという実感を奪っていった。
まだどこかで生きているんじゃないか、なんて。

葬式なり、遺体を見れば諦めがついたのだろうか?

以下略



9:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:17:27.05 ID:p/HPNgSQ0




陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地。
以下略



10:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:18:44.30 ID:p/HPNgSQ0
「やぁ、呉織。おはよう」

「あ……一佐、おはようございます」

職場に到着して早速仕事をしていると、緑の厳しい制服に身を包んだ上官が出勤してきた。
以下略



11:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:23:39.72 ID:p/HPNgSQ0
「どうだ、最近何かあったか」

「いいえ、特に無いですねぇ。平和そのものです〜」

「それは結構だ。平和が一番!ってな」
以下略



12:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:25:24.56 ID:p/HPNgSQ0
その後も、職員が次々と出勤してきた。
私は適当に挨拶を交わし、目の前の書類を黙々と整理する。

仕事に集中していると、いつの間にか正午を過ぎていた。
確かに、少しお腹が減ったような気がする。
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2016/01/31(日) 22:27:00.88 ID:1Ymeqq9gO
前回と話は繋がってなさそうね


14:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:30:30.61 ID:p/HPNgSQ0
「はい、お待ちどう様」

「どうも〜」

食堂は昼時ということもあって人で混み合っていた。
以下略



15:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:32:17.52 ID:p/HPNgSQ0
>>13
はい、今回は全く別の話です。




16:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:34:30.35 ID:p/HPNgSQ0
一佐と向い合せに座る。
彼はラーメンを啜っていた。
私も先ほど受け取った定食に箸をつける。

一佐は、さっきから黙っている。
以下略



17:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:35:30.23 ID:p/HPNgSQ0
一佐の声のトーンが、一気に真面目な物に変化した。
目つきも、なんだか真剣なように見える。

「えーと、書類の整理が少しだけ残ってますねぇ」

以下略



18:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:37:13.39 ID:p/HPNgSQ0
「すいません、遅れました」

「いや、問題ない。じゃあ乗ってくれ」

助手席へ乗り込む。
以下略



19:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:38:36.31 ID:p/HPNgSQ0
「これは?」

「まだ開けるな、到着して良いと言うまで待て」

「はい……」
以下略



20:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:41:20.73 ID:p/HPNgSQ0
「……四日前、国内にあるアメリカ、ロシア、中国の大使館と多数の政府施設がサイバー攻撃を受けたんだそうだ。
防衛省も攻撃を受けたと聞いた」

「サイバー攻撃、ですか」

以下略



21:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/01/31(日) 22:44:23.89 ID:p/HPNgSQ0
車はそのまま走り続け、一件の普通の家に到着した。
一佐の後に続いて、中に足を踏み入れる。
見たところ、本当に普通の民家みたいだけど……。

「おい、呉織こっちだ」
以下略



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