過去ログ - あぎり「やすなさんの異常な愛情」
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38:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:47:54.75 ID:a1jbClFh0
こんばんわ、早速投下していきます。




39:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:48:53.44 ID:a1jbClFh0
翌日。
昨日の民家へ向かうと、第四情報保全室の職員がすでに集結していた。
どうやら機材などの搬入を行っていたらしい。

「おぉ、呉織。来たのか」
以下略



40:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:49:43.31 ID:a1jbClFh0
人手が多いのもあって、ものの三十分で本部は完成した。
大きなサーバーが室内に設置され、壁際には食料品などが入っているダンボールが積み上げられている。

「よし、設営は終わったな。では早速対策会議を始める」

以下略



41:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:50:47.03 ID:a1jbClFh0
彼の言葉に、頷いたりメモを取ったり様々な反応を返す職員たち。
一佐が説明した話の内容は、だいたい昨日見た資料とほとんど同じだった。
現状の再確認ということだろう。

「さて、役割分担だが……まず分析班と電子対策班は基本的に本部に篭もることになると思ってくれ。
以下略



42:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:52:50.78 ID:a1jbClFh0
全員、威勢よく返事をして素早くそれぞれの席に向かう。
しかし私はと言うと、今のところやることが無いのでまたその場に腰を下ろした。

「……今回の件、お前はどう思う」

以下略



43:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:54:17.39 ID:a1jbClFh0
「増員を要請するか?お前一人では……」

「いいえ、大丈夫です。私一人で」

「……一応言っておくが、お前がもし捕まったり殺されたりしても」
以下略



44:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:54:56.46 ID:a1jbClFh0
「……気をつけろよ」

「もちろん、そんなヘマはしませんよから〜」

「なら良いが……」
以下略



45:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 22:59:48.81 ID:a1jbClFh0
その日は情報収集が主な活動になり、私はお茶をいれるくらいの仕事しか与えられなかった。
時間も午後六時を過ぎ、常駐の当番以外の職員はそれぞれの家に戻っていく。

私は今夜、本部に残ることになった。
風呂や食事などをするのは、上のフロアで不自由なく出来るのでとても快適だ。
以下略



46:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 23:00:30.92 ID:a1jbClFh0
さっきまで居た地下の息苦しさから完全に解放された私は、少しだらけた格好でテレビを眺めていた。
適当にチャンネルを回す。

バラエティー番組に通販、グルメリポートなんかの映像が次々に切り替わる。
私はニュースでチャンネルを止めた。
以下略



47:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 23:01:21.92 ID:a1jbClFh0
「見事なものですねぇ……」

報道規制がされているのか、サイバー攻撃に関する情報は一切報じられていない。
代わりにテレビが伝えてくるのは、今日の株価や明日の天気だ。

以下略



48:74TK ◆7Yh0Xuci4Y[saga]
2016/02/01(月) 23:04:11.20 ID:a1jbClFh0
「まったく、さすが世界に名だたる超国家……ってか」

「アメリカが報道規制を直接指示してくるなんて……」

「世界一の大国がやすやす機密を盗まれた、となればメンツも丸つぶれだ。連中、その辺には神経質だからな」
以下略



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