過去ログ - 周子「アイドルでオトメなあたし」
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13: ◆oGGROSsMWw
2016/02/02(火) 00:10:06.04 ID:QpfMQaPz0



西日はあっという間に暮れて、星はどんより、雲の向こうに隠れている。

あたしを乗せた無骨な馬車は、混雑し始めた幹線道路を、事務所に向かってひた走る。


手の中にはコーヒー缶。

予想していた通りに怒られてから手渡されたその熱が、あたしの指に、じいんとしみわたる。

それは車の暖房とあわさって、陶器のように冷え切ったあたしを少しずつ人間に戻していくけれど。


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