過去ログ - 周子「アイドルでオトメなあたし」
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47: ◆oGGROSsMWw
2016/02/02(火) 22:46:43.11 ID:QpfMQaPz0
でも、今は?


窓ガラスの向こうのあたしが、意地悪く微笑む。

以下略



48:名無しNIPPER[sage]
2016/02/04(木) 05:46:26.17 ID:6wlICjpQO
周子の可愛さが伝わってくるSSだわ
支援


49: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:09:54.93 ID:0CcSjkT/0
「ていうか、プロデューサーさんって、彼女の誕生日を暗証番号に使うタイプかなー」



さっきまで誰かさんが座っていた運転席は、もちろん何も答えない。
以下略



50: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:10:48.15 ID:0CcSjkT/0
ひょっとしたら、プロデューサーさんはみんなが思っている以上にロマンチックな人なのかもしれない。

でもあるいは、そんな人はまだどこにもいなくて、今は単なるラッキーナンバーとか、意味のない数字の羅列がその役割を果たしているのかもしれない。


51: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:12:26.36 ID:0CcSjkT/0
あたしは後者を願うことにした。

幸いあたしは、的当ては得意だ。

いつか誰かが、誰かさんのダブル・ブルを射抜くときがくるだろう。
以下略



52: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:13:38.07 ID:0CcSjkT/0
そろそろ、プロデューサーさんが戻ってくるころだろう。

あたしはスマートフォンをドリンクホルダーにでも置こうとして、せっかくなので、あたしも少しロマンチストになってみることにした。

憧れの人の暗証番号が、自分にまつわる何かだなんて。
以下略



53: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:14:43.68 ID:0CcSjkT/0
あたしといえば、まずはやっぱり和菓子でしょう。

おたべ、はどう頑張っても四桁の数字にはならなかったので。


以下略



54: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:15:41.92 ID:0CcSjkT/0
次はあたしの誕生日を入力してみる。

いち、に、いち、に。もちろん、二投目も外れ。

まあ、仮にこれが当たりだったとしたら。
以下略



55: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:38:48.96 ID:0CcSjkT/0
「むうー。もう、プロデューサーさんのあほ! いけず!」



照れ隠しに試みようと思ったのは自分の名前。
以下略



56: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:39:29.15 ID:0CcSjkT/0


ロックが解除された。




57: ◆oGGROSsMWw
2016/02/04(木) 22:42:00.51 ID:0CcSjkT/0
多分そのとき、地球は一瞬静止したんだろう。


遠くを行き交う排気音も、風の音も街路樹のざわめきも、ラジオが告げた七時の時報も、何もかもあたしには聞こえなくなっていた。

以下略



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