23: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:12:34.82 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「この装置は、フォルダBに絶対的な書き換え権限を持たせた上で、階層構造にすることによって平行世界を作っている」
晶葉「すなわち、マイクに吹き込む希望は、フォルダBから見た立場でなければならない」
晶葉「要するにPは、もし会話を聞かなかったら、ではなく、もし自分が何も願ってなかったら、と言わなければならなかったんだ」
晶葉「今、PはフォルダBの中に、新たなフォルダCを作ってしまった。それは、卯月と凛が口論をすることが前提となってしまったフォルダだ」
晶葉「そこでどんなファイルを作っても、口論は必ず起こる。望まなくても平行世界に重力が存在することが前提となっているように」
晶葉「もし聞かなかったらという願望そのものが、口論の起きるはずという世界でしか成立しえない。これはよく言われることだから説明を欠いてしまっていたことだが、ifの世界でifを重ねてはならないんだ」
P(確かに……企画を作るときなんかでも、もしも、もしもって仮定を重ねても、現実味のないものになる)
P(俺はそういう記憶のベースを作ってしまったってことか)
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