30: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:29:08.62 ID:bWmXTMuZ0
卯月「Pさん……」
P「二人は同じ事務所のアイドルだろ、いがみあってても仕方ない」
P「とはいっても、二人も年頃なわけだし、そういう恋愛とかに興味があるのもわからないわけじゃない。でも――」
31: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:30:28.00 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
凛「ねえ、Pもそう思うよね?」
P(この質問が飛んできて言葉を濁した後、自覚が足りない、という言葉を卯月が言った)
32: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:31:39.96 ID:bWmXTMuZ0
凛「じゃあさ、私がトップアイドルになったら、結婚してね」
P「えっ」
卯月「えっ」
33: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:32:32.33 ID:bWmXTMuZ0
卯月「そんなことよりも、一緒にレッスン頑張りましょう!」
凛「そんなこと?」
凛「そんなことってどういうこと」
34: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:33:37.98 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「Pの方こそしっかりしろ! 気を強く保て! ここは平行世界だ、現実世界じゃない!」
P「でも、卯月が……」
晶葉「サスペンスドラマか何かを見たと思え、これはかつてどこかで見たようなシチュエーションの記憶をなぞってるだけだ。ここまでこじれたら、もう矛盾の修正はダメだ、やり直すんだ」
35: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:34:35.52 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
P(事務所の、俺のデスクだ)
P(手に、まだ血の感触が……)
36: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:35:24.53 ID:bWmXTMuZ0
ガラッ
P「……ッ」
37: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:36:31.81 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
凛「ねえ、Pもそう思うよね?」
P(……死んだはずの卯月が、いる)
38: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:37:10.19 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「どうした、P! この声、まさか――おいP! その世界の中で殺されるな!」
卯月「何を見てるんですか、Pさん」ギリギリ
晶葉「意識下で殺されると、脳がそれを錯覚する!」
39: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:38:02.24 ID:bWmXTMuZ0
P「……っく、あぁ」ハァハァ
P(……ちょうど、部屋の中では口論の真っ最中か。とりあえず息が整うまではこのパラレルワールドにいて、整い次第次の世界に……)
晶葉「大丈夫か、P。文字を追っているだけだからわかりにくいが……首でも絞められたのか」
40:名無しNIPPER[sage]
2016/02/01(月) 16:38:26.80 ID:HWW79+PBo
知り合いの行動論理も現実のそれじゃないのね
Pがそういう人だと思っているってことなのか…?
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