8: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:50:51.45 ID:bWmXTMuZ0
P(ずっと外にいるのも寂しいし、事務所に入ったら誰かに会うかな)テクテク
P「おはよーっす」ガチャ
凛「それでさ、その反応がすっごく面白くって……あ、おはよう、P」
9: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:52:02.15 ID:bWmXTMuZ0
P「ん、なんだ? 凛が取り乱すなんて珍しいな。どんな話だ?」
凛「な、何でもないから! ほら、仕事あるんでしょ、頑張ってよね!」
P「凛はケチだなぁ」トボトボ
10: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:53:37.52 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
P(ここは……事務所の中?)
凛「ねえ、Pもそう思うよね?」
11: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:54:48.67 ID:bWmXTMuZ0
P「え、あ、ああ……まあ、良いんじゃないかな」
凛「ほら、Pまで良いって言ってるんだよ? じゃあもういいじゃん」
卯月「そんな、Pさんまで……?」
12: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:55:45.05 ID:bWmXTMuZ0
P「二人とも、とりあえず落ち着けよ」
卯月「Pさんが言ったんじゃないですかぁ!」ポロポロ
P(な、泣いちゃったよ……)
13: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:56:36.38 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
P「これで……」
卯月「ダメです、そんなの! 凛ちゃんにはアイドルとしての自覚が足りないんです!」
14: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:58:11.83 ID:bWmXTMuZ0
P(どういうことだ……?)
P(戻ったはずなのに、二人の関係が変わってない……)
P(マイクの数字は41……俺が聞いていなかったって事実は確かにあるはずなのに)
15: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 15:59:19.11 ID:bWmXTMuZ0
P「!」
P「晶葉!……晶葉?」
P(様子が変だ。焦点も定まってない)
16: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:00:43.69 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「そうか……では、その世界に移行してから今何分経った?」
P「時計は動いてるんだよな、七分だ」
晶葉「わかった。これは注意点の一つだ。パラレルワールドには、30分以上いてはならない。30分経つ前に、何かを願うんだ。そして、もう一つ……」
17: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:02:43.88 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「今から、この装置の理論を説明する」
晶葉「この装置は、人間の脳の中にある記憶をコントロールすることでパラレルワールド――ifの世界を実現している。Pが持っているマイクに、緑のボタンを押しながら希望の選択を吹き込むと、Pの今まで培ってきた記憶をもとに、論理的に起こりうる世界が構成される」
晶葉「そして、Pの中にある、最も長期的に残っている記憶の瞬間をベースとして、そこから選択肢を選び直すことで、平行な世界を体感できるということだ」
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