過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編
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56: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/02/02(火) 01:08:05.11 ID:SPAOH17vo
 放課後になり、さっそく部室へと赴いた。

 どうやら一番乗りのようで、室内には誰も見当たらない。

 しかし鍵がかかっていなかったのが気にかかる。不用心な。

 とはいえすぐに誰かが来るだろうと思い直し、それまで一人で練習に励むことにした。

 カバンから麻雀の教本を取りだし、さあ読もうというところで部室のドアが開く。


「あら、須賀君だけ?」


 竹井部長だ。やや疲れたような雰囲気だが、学生議会とはそんなに仕事が大変なのだろうか。

「お疲れ様です、部長。モモは掃除で遅れます。和と片岡さんは分かりません、すんません」

「ああ、いいのよ。ありがとう須賀君」


 せっかくなので備え付けの電気ポットを使い、お茶を淹れて竹井部長にお出しする。

 ここら辺は曲がりなりにも運動部で鍛えられた杵柄といったところだ。


「ふぅ。寝ようかと思ってたんだけど、お茶をもらったらそんな気分でも無くなっちゃったわね。

 ……そうね、せっかくだし須賀君のお勉強の面倒を見てあげましょうか」


 そう言った部長の目は、俺が出したままにしていた教本に向いている。

 変則的な待ちをすることもでき、一方で綺麗な打ち筋をも使いこなす技量を持つ竹井部長。

 基礎的な部分とはいえ師事するに十分な実力者。いや、むしろ適任とすら言えるかもしれない。


「是非お願いします!」

 俺は45度角で腰を折る最敬礼である。

 少々面食らったか、目をぱちくりとさせた竹井部長であるが、おかしそうに笑って


「任せなさい!」


 と請け負ってくれた。




 技量がぐーんと上がった
 竹井久の好感度がほんのり上がった
 超成功後にゾロ目が出たため、ユニークスキル(第一段階)を習得しました


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