過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編
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594: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/02/04(木) 23:21:38.41 ID:pcBUuv35o
「衣の負け、か」

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 感慨深げにこぼす天江さん。何か憑き物が落ちたような風情だ。


「やっぱ負けると悔しいか?」

「ああ、悔しいともさ。でも……」


 憩さんや絃さん、対木さんからの話を聞くに天江さんは負けたことが無かったのかもしれない。

 それが初めて心から負けたと認められる敗北を喫した。

 最近こそ調子が良いが、ほんの1か月前まで負け続けだった俺には分からない境地だ。

 だが、やはり悔しかったらしい。勝ち負けが揺れうる麻雀。勝ち続けるというのはやはり何かが歪んでしまうのだろう。


「楽しかった。麻雀はこんなに楽しかったのだな」

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 そしてその歪みが一気に弾けた。

 天江さんは晴れ晴れとした表情で、楽しさに気付いたと言う。

 それは素晴らしいことなのだが、俺自身はほとんど関与していない。

 どうにも、どんな表情をすればいいのか迷ってしまう。


「勝ったのに浮かぬ顔だな、キョータロー」

「いやあ、なんか最後の方蚊帳の外だったじゃないですか」

「そんなことないよ京ちゃん。京ちゃんのおかげで三倍満まで届いたんだよ?」

「俺のおかげ?」

「うん。京ちゃんがちらちら胸を見ては憐れむように視線を逸らすから、怒りでこう、ね?」



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