過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編
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666:>>662高校生なんてそんなもんかな、と。でも数絵と致したのかはご想像にお任せします ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/02/05(金) 21:15:37.19 ID:zfJlhoP+o
「神代さん。こんにちは、奇遇ですね」

「えへへ、実はここに来ればまた会えるかな、と思いまして」


 神代さんがにっこりと笑う。相変わらず可愛らしい。

 爛れた自分の生活を思い返すと浄化されそうな気すらする。

 とにかく再会を言祝ぎ、すぐそばにあった段差に腰掛ける。

 神代さんの座る場所にはハンカチを広げておいた。


「ありがとうございます。……それは何でしょうか?」


 お淑やかに座った神代さんが、俺が手に持っていた飲みかけのMAXコーヒーを見て首をかしげる。

 甘いものを飲みたい気分だったので買ったのだが、まさか興味を示すとは。


「缶コーヒーです。飲んでみます?」

「よろしいんですか? でしたら一口……」


 手渡して気付いたが、いわゆる間接キスになるのではなかろうか。

 両手で缶を持ち、コクリと喉を鳴らして飲む神代さんは非常に可愛らしい。


「……甘いです、すごく」


 それはそうだろう。MAXコーヒーと言えばその暴力的な甘さで有名だ。

 薬品臭さがあるわけでもなくただひたすらに甘いだけなので、

 癖のある清涼飲料としてはマシな部類だろうか。

 微笑ましい感想に笑みをこぼしながら、缶飲料を飲み慣れていないためか

 口の周りが少し汚れていたのでポケットティッシュで拭ってやる。

 そうすると汚れていたことに気付いたのかとても恥ずかしそうだ。

 子供っぽいところのある神代さんだから普段から似たような扱いなのかもしれないが。

 それでも笑っていてくれるから嫌がられてはいないと思える。


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