過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編
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74: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/02/02(火) 01:26:59.47 ID:SPAOH17vo
 そうして俺は、荒川さんに奢ってもらったあんまんとお茶を堪能している。

 公園ではないがちょっとした休憩スペースがあり、そこに腰を落ち着けてだ。

 そこまで先導する際に、買ったものをもとうとしたが頑として荒川さんは譲らなかった。

 到着してからもペットボトルの封を切ってくれたりと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。

 そうして話している間に荒川さんの事情なども少し聞いていた。

 なんでも、両親が経営する病院への融資と引き換えに龍門渕家に招聘されたのだとか。

 とある人物と麻雀を打って満足させれば、と。断ったら当然融資は無し。

 俺は知らなかったのだが、なんと荒川さんは前年度のインハイ個人2位だったんだとか。

 そんな人を呼びつけてまで打たせたがったなんて、どんな怪物を龍門渕は飼っているのか。

 満足させられたのかは当然気になった。だからそれを聞こうとしたところで、俺は猛烈な眠気に襲われた。

 あんまんを食べ終わっていたおかげで火傷の心配はないが、それでもお茶を取り落として溢してしまう。

 荒川さんがいやにゆっくりと近付き、テーブルに身体を投げ出した俺の頬をしっとりと撫でつけてくる。


「長野くんだりまで呼びつけられてなんやのと思とったけど、ウチはきっと君のために来たんやね」


 俺が初心者だけど上級者たちに負けて悔しがるのはおかしいのだろうか、と

 いう愚痴を聞いていたときとは違った優しげな表情でそう呟く声が遠く聞こえる。

 意識が急激に闇に呑まれていく。

 頬に熱い、吸い付くような感覚を受けたのを最後に、俺は意識を手放した。



ナースKによる改造イベント 3d100=21・99・92

 技量が少し上がった
 直感がぐーんと上がった
 必然力が大きく上がった
 荒川憩と出逢いました
 荒川憩の好感度がぐぐーんと上がった
 オカルト属性の所持スキルが1段階ランクアップした
 疲労が大きく回復した

評価

荒川憩: →これが運命なんやろか?


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