過去ログ - 京太郎「男子が混ざったっていいじゃないか」県内編
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89: ◆2nrFb/cgFg[saga]
2016/02/02(火) 01:50:28.92 ID:SPAOH17vo
行動4回目  疲労度3

 全体コミュ  5d100=67・84・66・37・96

        44       怪我    
        01〜20     失敗    
        21〜50     普通    
        51〜80     成功    
        81〜98    大成功    
        ゾロ目・77  超成功    

 全体なので2段階ダウン。ただし最低保障+1。


「短い間だったけど、みんなお疲れ様。最後はぱーっと飲みましょ」


 合宿の3日はあっという間に過ぎ去った。

 特にハプニングも起こらず、全員が集中して麻雀に打ちこんだと思う。

 そんなわけで、今は最後の打ち上げ真っ最中だ。

 学食を部員で占有して飲み食いしている。

 主に部長が俺を指導してくれていたが、他の皆も時間を見つけてはちょくちょく教えてくれた。

 感謝してもし足りないくらいだ。

 ということで俺はちょっとした手料理を振る舞うことにした。

 優希が前々からタコスタコスとうるさいので気になってしまい、たまに自作してみたりしていたのだ。

 そのため、優希は殊の外喜んでいた。タコスうまー! とぱくついている。

 プロの作ったものと比べたら1枚も2枚も味が落ちるだろうが、

 あれだけ美味しそうに食べてもらえると作って良かったと思える。

 和と竹井部長も好感触だ。部長は単純に俺が料理をできることに驚いていて、

 指導のお礼と共に渡したときに少し涙ぐんでいたように思う。

 喜んでくれたことが嬉しくて微笑むと、頬を染めてそっぽを向かれてしまったが。

 和は今度お弁当でも振る舞うと意気込んでいた。

 そんなたいそうなことでもないと遠慮したのだが、


「私がやりたくてやるんです。嫌ですか?」


 と心配そうに上目遣いで問われては断れるはずもない。

 合宿開始前に発散していなければ理性が飛んでいたかもしれないくらいの破壊力だった。

 一方で染谷先輩と桃子にはあまりウケがよくなかったらしい。


 染谷先輩はあまり辛いものが得意ではないらしく、タコスに入れたチリソースに難儀していた。

 味の好みをしっかり把握してからでないと行為の押し付けになってしまうと気付かされた。

 慌てて謝罪すると、困ったように笑って


「普段が薄味好みじゃからの。少し辛いが悪いもんでもないし気持ちはありがたいから気にしなさんな」


 とフォローされてしまった。

 桃子は、単純に手料理できるならもっと早くしてほしかったとご立腹だ。


「京ちゃんの初めてをもらえなかったっす」


 などと誤解を招きそうな言い方で挑発してくるのだ。これは宥めるのに時間がかかりそうである。

 なにはともあれ、こうして合宿は無事に終わった。そしてこれが俺にとって最後の平穏になる。


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