過去ログ - 【安価】めぐねえ「私のこの眼は」ゆき「ハザード・アイ」
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95: ◆jH3Q3bIrRM[saga]
2016/02/09(火) 22:10:43.18 ID:8x4PBZH90
みーくん「これ……恵比飛沢さんが持ってたシャベル!?」

みーくん「どうしてこんな所に……まさか……!」

みーくん「どうして、またなの……?」

みーくん「また私の前で人が消えてく……」

みーくん「私の……私の、せいで……」


『こんな意味の分からない事に巻き込まれて、大切な人を沢山失っちゃうなんて生きていても何の意味もない』

『生きていればそれでいいの?』

『何かを目標に生きてこそ、本当の意味での『生きる』って事だと思う』


みーくん「圭……私はどうすればいいのかな……?」ポロポロ


『ヒーローはなるもんだ!』


みーくん「……!」

みーくん「行こう……」

みーくん「今度こそ、私が守ってみせる」


私は頭で考える前に走り出していた。
誰かを守るために、無我夢中で。


――本屋――

ゆき「見つからない……」

りーさん「……! あったわ! 熊の弱点!」

りーさん「下顎のあたりを叩くといいらしいわ!」

ゆき「おお! やったねりーさん! 

りーさん「早くくるみの所へ行きましょう!」

ゆき「うん! ……でも、くるみちゃん大丈夫かな……?」

りーさん「無事だと信じるしかないわね」

―――――

三人がそれぞれ行動している間、くるみは窮地に追い込まれていた。


熊「グルルアアアアァ!」ブン!

くるみ「くっ! あぶねえぇ!」ザザー


そこで繰り広げられていたのは、あまりに一方的な、「戦闘」とは言えないものだった。
武器を失ったくるみは、ただただ避けることしか出来なかった。
だが、くるみは実感していた。
自分の、人間離れした身体能力を。


くるみ(何なんだ……「これ」)

くるみ(確かに前までもかなり動けるつもりだった)

くるみ(でも、前の件からの私の身体能力はどこか一線を越えている)

くるみ(まるで、「人間じゃない」みたいだ)


見える。前までは恐らく見えなかっただろう敵の動きが、全て読める。
自分の思ったように体が動かない。否、自分の「思ったように」体が動き過ぎている。









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