過去ログ - 八幡「ガン見ゆいゆいの瞬き」 結衣「あたしたちの内緒の、あまーい秘密」
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7: ◆74muXbptfo[saga]
2016/02/02(火) 16:37:48.36 ID:zZH1ktsK0




「……隼人くーん? いるのー…?」




 早帰りの日かつ定期テスト一週間前の関係で、午前中で授業が終わり部活動も禁止の日に、隼人くんにどうしても今日中に渡さなくてはならない書類を渡しそびれた先生が、あたしに渡して来て欲しいとの旨で話しかけてきた。

 この日は優美子たちとは帰らず、奉仕部部室に忘れ物を取りに寄った帰りだったので、あたしとしては珍しく一人の時間だった。

 そんな状態で先生に頼み事をされて、このあたしが断れるはずもなく。住所をメモした紙をまるで闇取引でもしているかように、握手をする素振りをしながら手渡された。

 その住所の家の前で、インターホンを押す前に隼人くんのお母さんに出会い、家の中にまで入れて貰えてしまった。忙しい人のようで、隼人くんの部屋の位置だけ口頭で説明してから、そのまま再度仕事に向かっていった。

 あまりにもシンとした空気に思わず留守かと思いきや、玄関にローファーが綺麗に揃えて並べられていたので、隼人くんは部屋にいるのだろうと思ったあたしは書類の入ったスクールバッグを両手で握り締めながら、なるべく音を立てないように廊下を進んでいく。






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