過去ログ - 小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」 2
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15: ◆goOkhZhHlo[saga]
2016/02/06(土) 22:43:23.34 ID:T1JAYQW2o
また伊織は、凛達の武器が数時間前と変わっていないことを確認した。
つまり現状、圧倒的にこちらが優位だ。
しかし伊織は気を抜くことなく、銃を構えたまま叫んだ。

伊織「今すぐ武器を捨てて、後ろを向いて伏せなさい!」

伊織の怒声を聞き、智絵里はびくりと肩をすくませる。
銃口を向けられ、智絵里は完全に萎縮してしまっていた。
先ほどの発砲音もあり、伊織に従う以外の選択肢は思い浮かばなかった。

だがその隣で、凛は冷静だった。
伊織の姿と拳銃とを見て、
彼女こそが海岸沿いで自分達を襲撃した敵であると確信した。
智絵里が持っていた拳銃の形をはっきり覚えていたわけでもないし、
襲撃された時は閃光のせいで敵の姿は朧げだった。
しかしそれでも、あの時の敵が今目の前に居るのだと、凛はそう思った。


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