57:名無しNIPPER[saga]
2016/02/03(水) 23:17:22.40 ID:eROB17h/0
ひょっとして、響ちゃん?
それとも――響ちゃんのお父さんかな?
それか、また別の誰かが、こっそり食べに来ているとか――。
「オバケか妖怪の仕業だったりして! えへへへー」
意外と怖がりな貴音さんを茶化そうと、私は幽霊のマネをしてみせました。
でも、貴音さんは、ふふっと笑っただけです。
あれ? 怖くないんですか?
「もしそうだとしたら、それは、響のことを好いてくれる妖なのでしょう」
そっか――響ちゃんを好きでいてくれるオバケが、怖いワケありませんもんね。
「おーい、貴音。そろそろ出ようか」
デスクでお仕事をしていたプロデューサーさんが、貴音さんを呼びました。
これから都内で行われる映画賞の祭典に、パーソナリティーとして出席するんです。
貴音さんは昨年、主演女優賞を獲得しましたから、今回は賞を授与する側ですね。
「承知しました」
67Res/58.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。