過去ログ - 海未「ティッシュ箱を投げつけられました。」【ラブライブ!SS】
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名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)
[saga]
2016/02/04(木) 22:33:04.75 ID:CfCJnlBC0
意味もなく名前を連呼して、海未ちゃんの存在を実感してる。
起こさない程度の声量で、何回も何回も。
一昨日まではありえなかった。
自分の部屋に、好きな人が無防備で寝てるなんて。
でも、必ず冷静になる瞬間は来てしまう。
穂乃果「....穂乃果....何してるんだろ....」
穂乃果「ごめん....ごめんなさい....」
穂乃果がしてる事は愛じゃない、自分の欲望を満たすための変態行為だ。
そう考えちゃって、胸の鼓動がおかしくなる。
最低だ、本当に何をしてるんだろう。
好きだから触りたくて、匂いや声を感じたくて。
でも穂乃果は....こんなこと....海未ちゃんが起きてたら出来ないくせに。
それに、もし起きてたなら、絶対に嫌われる。
だって、気持ち悪いでしょ。
海未「....穂乃果?」
穂乃果「え?」
海未「ふわぁあ.......寝ないのですか?」
穂乃果「っごめん、起こしちゃったね」
海未「....あれ?穂乃果、何故泣いてるのです」
穂乃果「な、泣いてないよ」
海未「でも....ん、暗いから見間違えたのでしょうか」
穂乃果「うんうん、そうだよ。よし、寝よっ。明日は開校記念日だからお休みだけど、早起きはなんたらの得って言うからね」
海未「は、はい....」
ほんっと、穂乃果らしくない。
ほら、海未ちゃんだって、何も覚えてない。
穂乃果が髪の毛を触ってたこと。
罪悪感が酷い。
ごめんね。
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