過去ログ - 海未「ティッシュ箱を投げつけられました。」【ラブライブ!SS】
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名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)
[saga]
2016/02/04(木) 22:46:00.09 ID:CfCJnlBC0
穂乃果「....隣に行ってもいい?」
海未「えっ、はっ、はいっ!」
隣って、今私の横に来るんですか。
なぜ、どうして、あの穂乃果が自分から、こんなに積極的に。
私、誘われているのでしょうか。
やっぱり、キスとかってしたいものなのでしょうか。
穂乃果も、そう思っているのでしょうか。
私は....本当はしたい。
大好きなあなたとなら、したい。
穂乃果「ねぇ、海未ちゃん」
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃんって....」
穂乃果「ちゅう、とかしてみたいって....思ったりするの?」
海未「っ!」
ベッドに寄りかかっていた私の隣に来た穂乃果は、体育座りで、足をモジモジさせながら聞いてきました。
私が鈍いからだったのか、穂乃果がちょっぴりエッチな子だったからなのか、それともこれが普通なのかは分かりませんが。
やはり、誘われています。
海未「えっと....」
穂乃果「....はぁ....はぁ....」
海未「ぁ....」
今、ある事に気づきました。
穂乃果が、じんわりと涙を浮かべていること。
そして、呼吸が荒くなっていること。
きっと穂乃果は、ものすごく大きな覚悟でいるんだと思います。
私以上ドキドキしていて、緊張している中で、自分から「キス」という大きな扉への鍵を開けたこと。
私はどうすればいいのか、こんがらがってしまって。
何故だろう、今さっきまで、自分のことで手一杯だったのに、穂乃果のことを考えてしまうようになってきました。
このまま私からキスをしに行っていいのか。
まだ早いのではないか、って。
本当はしたいのに、要らないことが頭に浮かんできてしまう。
こうしているうちに、何秒も時間が過ぎていく。
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