過去ログ - エミヤ「今度こそ、誰も泣かずに済むように――」
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166:名無しNIPPER[saga]
2016/05/18(水) 23:58:26.30 ID:h2OX/Sn+0
臓硯「素に銀と鉄、礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ」

臓硯「降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

明りの少ない、多くの蟲が蠢く中で声が響く

臓硯「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返す都度に五度。ただ満たされる刻を破却する」

臓硯「告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

臓硯「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

老人が詠唱しているのはサーヴァントを召喚するためのモノ

臓硯「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――」

そしてそれに狂化を付与する節を加え、無数の蟲と三つの人影が見守る中、老人は詠唱を続けていく

臓硯「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

暗い蟲蔵の中に本日四度目となる光が発生し、新たなバーサーカーが現れる

臓硯「四人…残っているのが四人じゃとこれが限界か。まあよい、これなら何とか霊脈は無事じゃろう」

臓硯「三騎士に対抗するためにこちらも三騎士が欲しかったが――手元にある触媒ではこの程度か」

臓硯「むう、十年に渡り桜から奪い続けてきた魔力も、儂が溜め込んだ魔力もかなりもっていかれたか…」

臓硯「しかし、これでようやく悲願が達成できる。それに遠坂とアインツベルン、衛宮を同時に消せるとは――楽しみじゃのう?」

バーサーカー「■■■■……Arr…」


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