過去ログ - エミヤ「今度こそ、誰も泣かずに済むように――」
1- 20
2:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/05(金) 00:01:04.88 ID:30MPDN5p0
視界がぶれる

頭を揺さぶられる気持ち悪さと同時に背中を地面に叩きつけられた

理解できたのは自分が守護者としてではなく召喚されたこと

どうやら自分は聖杯戦争とやらのために、アーチャーのサーヴァントとして召喚されたらしい

雑な召喚で記憶に混乱が見られ、自分のことがアーチャーだということぐらいしかわからない

またくだらない争いかという苛立ちを抑えるためと、頭の整理のために瓦礫に腰掛ける

どうやら生前死の間際まで持ち続け、英霊の座にまで持ち運んだペンダントも持ってこさせられたらしい

守護者として召喚されるときはいつも持っていなかったはずなのだが――

一人の少女が戸を蹴破りながら入ってくる

こんな年端もいかない少女でさえ争いに参加するというのか

「それで。アンタ、なに?」

「開口一番それか」

どうやら完全に貧乏クジを引かされたらしい

マスターの証を見せろと言っても、三回きりの大魔術の結晶である令呪とやらを見せてくる

その後の会話からしてもこの少女は未熟な魔術師らしい

「あったまきたぁ――――!!」

少女が叫びながら構える

その腕にあるのは令呪

アーチャー「な―――まさか!?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
181Res/128.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice