過去ログ - エミヤ「今度こそ、誰も泣かずに済むように――」
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6:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/05(金) 00:03:14.68 ID:30MPDN5p0
朝九時過ぎになってもマスターの少女は起きてこない

サーヴァントはちゃんとした魔力の提供さえあれば、食事や睡眠を摂る必要はない

それ故に夜通し清掃を続け、自分が召喚された際に崩れた瓦礫を元に戻すだけでなく

元々よりも、そして他の場所も綺麗にし、少女の命令以上の仕事をしたというのに

ようやく起きてきた少女の一声に呆れる

「……うわ。見直したかも、これ」

アーチャー「日はとっくに昇っているぞ。また随分とだらしがないんだな、君は」

自分の仕事ぶりをこれで済まされた事に対する不満を込めて話しかける

それに対し嫌味で返され、皮肉で返す

少女はそれに返す事なく頭をかかえてるようだ

どうやら召喚の疲れが出てるらしい

アーチャー「――ふむ、紅茶で良ければご馳走しよう」

片づけの際に食器の位置は把握している

そして彼女が起きてくるタイミングを見計らって用意しておいた紅茶を注ぎ、彼女に手渡す

「あ、おいしい」

不機嫌そうだった少女の表情が幸福そうに変化する

アーチャー「ふむ」

それを見て思わず笑みがこぼれる


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