過去ログ - P「まゆの左手首がなんだって?」
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31:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:43:43.88 ID:Yj9Ra/Qg0
 
「分かっていると思うが、彼女を……まゆを信じてやれ。助手に迷惑をかける事を望むニンゲンじゃない。

軽率な行動を取る事は無いと、私は思うぞ」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:44:26.91 ID:Yj9Ra/Qg0

 その時初めて晶葉がワイシャツ一枚である自分の格好を確認する。

「ばっ! バカもん!! 気づいていたならさっさと言わんかっ!!」

以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:45:31.46 ID:Yj9Ra/Qg0
==========

5.「疑惑」

 ――晶葉に頼んでからはや三日。その間、まゆから連絡が来る事はなかった。
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:46:58.40 ID:Yj9Ra/Qg0

 だが、世間でのまゆの印象は悪化の一途を辿る。雑誌での記事発表と同時にメディアから消えたまゆ。

タイミングが悪いといえばそれまでだが、姿を見せない彼女に対してファンの間では

以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:47:46.52 ID:Yj9Ra/Qg0

「もしかしたら、実家に帰ってるかもしれません」

 まゆがいなくなった翌日。ちひろさんが言った一言で、俺は彼女の実家へと電話を掛けた……だが。

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:48:35.35 ID:Yj9Ra/Qg0
 
「そんな……なんでだ?」

 確かにその住所は存在した。

以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:50:32.84 ID:Yj9Ra/Qg0

 ――そして、今にいたるのである。

俺は深いため息をつくと、机の上に積み重なった書類の束に目を落とした。もしもこのまま何の連絡も無く、

以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:52:13.44 ID:Yj9Ra/Qg0

「あぁ、ありがとうまゆ――」

 机に置かれたコーヒーにつられて視線を上げると、そこには少し困った顔をした凛が立っていた。

以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:53:11.63 ID:Yj9Ra/Qg0
 
 ある意味でパートナーと言えるまゆが姿を見せなくなっても、

落ち込んだ姿を見せて周りを心配させまいと気丈に振舞う彼女には本当に頭が下がる思いだ。

以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:53:53.02 ID:Yj9Ra/Qg0

 レッスンに行くという彼女を見送って、俺は凛の入れてくれたコーヒーに口をつける。

 
『プロデューサーさん。コーヒーですよぉ』
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 19:54:26.14 ID:Yj9Ra/Qg0
書き溜め分が終わったので、ここで一旦区切ります。


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