過去ログ - P「まゆの左手首がなんだって?」
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47:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:00:19.03 ID:rAAj1zaS0
 
「やっと見つけた……えぇっと、あ! あるある!」

 財布から小銭を取り出し、目的のボタンを押すが――反応なし。

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:01:52.42 ID:rAAj1zaS0

 勢いよく振り向いた俺に、少女がびくりと体を振るわせる。

栗色のゆったりとした髪、抱けば折れてしまいそうな細い体、頭につけた、大きなリボンのついたカチューシャが可愛らしい。

以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:03:09.39 ID:rAAj1zaS0

 少女の大声で我に返る。どうやら、また悪い癖が出てしまったようだ。
 
「そんなにいっぺんにお話されたら……私、処理しきれません」

以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:04:25.43 ID:rAAj1zaS0

 うなだれる俺に、彼女が持っていた物を差し出してくる。

「……これは?」

以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:06:05.70 ID:rAAj1zaS0

「良かったぁ〜、これで蹴られずにすむよ〜」

「蹴られる……ですか?」

以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:06:48.97 ID:rAAj1zaS0
 
「へぇ〜。この私をほったらかして、随分と楽しそうね」


 背筋の凍る声とは、この事を言うのだろう。冷や汗をかきながら、声のしたほうへ振り返る。
以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:08:51.40 ID:rAAj1zaS0
 
「こんのバカプロデューサー! 仕事ほったらかして何呑気に女の子くどいてんのよっ!!」

「ちょ……連打は止めて……っりんさまっ!!」

以下略



54:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:10:01.48 ID:rAAj1zaS0
 
 ――肩を叩かれ、俺はそこで目を覚ました。どうやら、少し寝てしまったらしい。

目の前に、心配そうな顔をしたちひろさんが立っていた。
 
以下略



55:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 15:10:55.08 ID:YWwNA9QgO
困難半分不審者ですわwww


56:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:12:10.16 ID:rAAj1zaS0
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8.「嘘」

 嘘をつくのは簡単だが、その嘘を突き通すのは難しい。だが、その嘘が誰にも見破られないならば、それは嘘でなく真実となる。
以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 15:13:08.92 ID:rAAj1zaS0

「視覚に異常無し。その他の数値も正常……いや、ちょっと落ち着きがないようだが……『彼』がいないのだから仕方が無いか」

 傍らのモニターに出力される数値を見ながら、その人物は手元のファイルに何かを書き記していく。

以下略



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