過去ログ - P「まゆの左手首がなんだって?」
↓ 1- 覧 板 20
76:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 21:47:48.77 ID:rAAj1zaS0
「はは、いつもは物怖じしないクールな渋谷凛も、さすがに大先輩に囲まれると借りてきた猫みたいだったな」
「もう……怒るよ?」
77:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 21:48:39.83 ID:rAAj1zaS0
「まったく、手加減なんてしてくれないもんな……」
ようやく痛みが引いたかというころに、携帯電話に着信が入った。
78:名無しNIPPER[saga]
2016/02/07(日) 21:49:09.91 ID:rAAj1zaS0
書き溜め分が終わったので、ここで一旦区切ります。
79:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:02:52.13 ID:DNhouemE0
==========
10.「形」
美穂から電話を受けた数時間後、俺は女子寮にあるまゆの部屋を再び訪れていた。
80:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:03:45.70 ID:DNhouemE0
「それで、何を見せたいんだ?」
「あの、まゆちゃんを探す手掛かりが何か無いかと思って、寮のみんなと一緒に部屋を調べたんですけど……」
81:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:04:45.83 ID:DNhouemE0
美穂がクローゼットの扉を開く。
「私、初めてこの部屋に入った時に、なんでクローゼットの前に棚なんて置いてあるんだろって思ったんです。
82:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:05:47.39 ID:DNhouemE0
「一見すると、確かに可愛らしい部屋に見えますけど……この部屋は、
人が……女の子が生活していたにしては……いびつ過ぎます」
83:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:06:34.10 ID:DNhouemE0
「これ、俺が預かっても構わないかな?」
「……私には、分かりません」
84:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:08:00.60 ID:DNhouemE0
==========
11.「再開」
寮を後にした俺は、事務所に戻るために人通りの少ない河川敷を歩いていた。
85:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:08:58.21 ID:DNhouemE0
「――――まゆ?」
見間違えるはずの無い栗色の髪。コートを着ているため、普段よりもふっくらとしたシルエット。
86:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 12:10:32.53 ID:DNhouemE0
「……今まで、どこにいたんだ? みんな心配してたんだぞ」
「……ごめんなさい」
210Res/113.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。