過去ログ - 老人「複葉機でエイリアンをやっつけるんじゃ」
1- 20
2: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 22:32:07.10 ID:GnZ4XQB30



そんなある日のこと。
いつもと変わらない風の音、家畜たちの声。
以下略



3: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 22:37:04.67 ID:GnZ4XQB30




わしは昔のように、英雄になりたかったんじゃ。
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2016/02/06(土) 22:43:50.33 ID:vaq8uRkfo
期待


5: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 22:43:50.49 ID:GnZ4XQB30



年季の入ったゴーグルに、新調したシルクのスカーフ。
この服はWWUのとき、本国とアフリカでわしが実際に着ておったものじゃ。
以下略



6: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 22:51:10.60 ID:GnZ4XQB30



だが仲間たちは先に逝き、残ったわしも畑のために、それらをほとんど売ってしまった。
残ったのは、親父のソッピース・キャメルただひとつ。
以下略



7: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 22:57:09.02 ID:GnZ4XQB30



親父がロンドン上空でくたばった後も、戦争がおわった後も……
こいつをたまに飛ばしてやって、レストアも繰り返して動かしてきた。
以下略



8: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 23:06:02.62 ID:GnZ4XQB30



キャメルは多少のデコボコ道なら大丈夫。
牛が踏み固めた土の上をゆっくり滑るぞ。
以下略



9: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 23:11:36.24 ID:GnZ4XQB30



ここからロンドンまで、たった50マイル。
向こうのどこかで降りられれば、燃料はなんとかなるだろうな。
以下略



10: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 23:16:25.47 ID:GnZ4XQB30



風を切り……雲を切る、蒼空の木箱。

以下略



11: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 23:21:36.87 ID:GnZ4XQB30



テムズ川が見え、タワーブリッジが姿を現す。
街はすっかり静かだが、建物はまだみんな綺麗なもんだ。
以下略



12: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/06(土) 23:30:08.72 ID:GnZ4XQB30



あれは……。
わしはすかさずゴーグルをバッっと外す。
以下略



46Res/18.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice