過去ログ - 連続パンティひったくり事件の真相
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5: ◆sBucZPdbnc[saga]
2016/02/07(日) 09:02:41.44 ID:gEFhjzwZ0
急ぎバッグから水泳帽を取り出して頭に被り、ゴーグルで両目を覆う。仕上げに使い捨てマスクという完全装備だ。
これで、どこからどうみても、私は私でなくなった。注意してジっと覗き見られでもしない限り、ひと目で正体を看破されるなんてことはないだろう。
彼女は背後を気にすることなく、相変わらずの20メートル先を呑気に歩いていた。太陽が東に沈んでいたら、彼女はとっくに私に気がついていたかもしれない。私は駆け出した。
5メートルも進んだところで、ようやく彼女が振り返り、目を剥いて慄いた。
彼女の目に映った光景を考えれば無理もない。
女子中学生らしい甲高い悲鳴を上げながら走りだした彼女だったが、助走の差で、すぐに私が追いついた。
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