過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ8】
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420: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2016/02/15(月) 23:10:01.39 ID:zfHZycdBo

聞いたら引き返すことはできないだろう

これは本当にずるい言葉だ

教師の、成績に響くぞ。という言葉なんて比にもならないほど

きっと、そう

不可抗力で、無敵で、最強で、最低な言葉

けれど、それは我儘だから

どうしても、聞いて欲しい言葉だから

聞くか聞かないかの選択は蹴り飛ばして

どんな言葉かの忠告も

自分の代わりに埋葬して、言う

天乃「私はね? 子供を作らないと体の中が戦いによって蓄積した穢れに満たされて、死んじゃうらしいの」

春信「……な」

天乃「だから、お願い……こんなこと頼めるのも、頼みたいのも貴方だけ。だから、お願い春信さん。私を……抱いてください」

胸元に宛てがわれた小さくも力強い手

頑張り続け、ボロボロになった

よく見れば華奢な体

そして

泣き出してしまいそうな、張り詰めた表情

けれどもそこには儚さを携えた笑みがあって

春信「わた………っ」

目を見開く春信は少女のそれに沈黙し、

一直線に答えそうな唇を噛み切って言葉を押し込んだ


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