過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ8】
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598: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2016/02/21(日) 18:18:51.52 ID:DYAkzfGzo

天乃「それで。話も終わったのだし。一度だけ。しておく?」

樹「……そうですね」

言葉はそれだけで十分だった

右手の人差し指を唇にあてがう天乃を見つめ、樹は頷く

最後にしてから、どのくらいの時間が経っただろう

最後の触れ合いから、ここまで

どれくらい、待ち望んでいたのだろう

樹「………………」

天乃の右手を掴んで引き剥がして

勢いそのままに、ベッドへと押し付けると

彼女は抵抗も拒絶もせず、すんなりと受け入れて目を瞑る

樹「っ」

ベッドに広がった桃色の髪は、まるで白いキャンバスに描かれた満開桜のように美しく

思わず、壊してしまうのを恐れて動きが止まる

天乃「……どうしたの?」

けれど

掴んだ右手に握り返されて、

開いていく瞼の隙間から、橙色の瞳が現れて

その美しさゆえに、見蕩れて、引き込まれて

樹「……何でもないです」

樹は天乃の唇に、唇を重ね合わせた


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