過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ8】
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75: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2016/02/09(火) 00:11:47.68 ID:Yq7BPj5fo

それはあまりにも狡い

泣くようなことでもないのに、

別に責めているわけでもないはずなのに

とても、泣きたくなってくる

あと二年でこんな考え方のできる人になれるのだろうか

後輩に対して、こんなにも優しく

けれども力強く背中を押すことができる人間になれるのだろうか

それは多分………

樹「………………」

夢はどうするのか

天乃はそれと似たようなことを聞いた

考えさせるために、悩ませるために

その上で、天乃は言った

それを必ずしも実行する必要はないし強制もしないと

それはやはり、悩ませるため、考えさせるため

樹「私は……」

将来のためにああするべき、こうするべきといった損得勘定の抜き取られた思考はとてもシンプルで

それゆえに、純粋に自分がもっとも優先したいこと。進むべき方向へとつま先を向けてくれる

樹「私は、やっぱり、学校に行きます」

天乃「そう。多少なりと遅れているのだから。テストでは赤点を取らないようにね?」

樹「大丈夫です。追試なんて、受けてられませんからっ」

休学してまでそばにいようとするなんて、烏滸がましいにも程がある

信じているのなら、愛しているのなら

ちゃんと学校に行き、学ぶべきことを積み重ねていくべきだと樹は考えを改めた


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