過去ログ - 男「やれやれ…世界を救ってやるか」
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14:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:23:26.69 ID:wKjeYM8b0
「ちょっと待ってよ」
校門をちょうど出たところだった。
僕を呼び止める声がした。
ちょっと待て?
その言葉はキムタク以外認めないぞ。
今SMAPも大変な時期なんだよ。
男「人違いです」
目を合わせずに下を向いて再び歩き出す。
校門で待ち伏せしている奴なんてヤバイ奴しかいない(偏見)。
いつの間に因縁をつけられたんだ?
目を合わせるな…。
目と目があったらバトルになってしまう。
「聞こえなかったの?待ってよ」
くそ。
こいつは野良トレーナーか?
僕はまだポケモンを貰ってないんだぞ!
男「あの…僕に何か用ですか?」
仕方なく振り返る。
「そそ。朝に会ったね」
そこにいたのは朝、登校中にぶつかりかけた美男子だった。
「ボクはアラヤっていうんだ。これキミのだよね?」
アラヤと名乗った美男子が僕にチラリと見せたのは青い髪のキャラのついた鍵だった。
…まさか。
慌てて制服のポケットを確認する。
いつもここに鍵を入れているが……。
男「…それ…多分僕のです」
アラヤ「そうか。それはよかった」
アラヤは手に持っていたものを自分のポケットにしまった。
アラヤ「別に脅しじゃないけど…キミはこれが大切だよね?返して欲しかったらついてきてくれるかな?」
男「え?……マジっすか」
まさかこいつ……。
僕は路地裏に連れ込まれそこに仲間がいて僕は「おい、跳べよ」なんて言われて金を取られるのか?
挙げ句の果てに僕は「くっ…殺せ!」的な展開までいっちゃうのか?!
……さっさと逃げだしてしまおうか?
いや家の鍵を奪われてちゃマズイ。
下手したら家まで押し掛けられる…。
クソっ!なんで僕がこんな目に!
これだからイケメソは!!
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