過去ログ - 男「やれやれ…世界を救ってやるか」
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16:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:24:47.87 ID:wKjeYM8b0
僕がアラヤの3歩後ろを歩いてついていくとアラヤは路地裏ではなくこの辺りで一番大きなデパートに入った。

このデパートは洋服からおもちゃ屋にペットショップ、小さな遊園地まであり、いつも人がたくさん集まる。
当然、飲食店やフードコートもあるので平日は学生の溜まり場になっている。

アラヤは混雑しているフードコートの中、空いている席を見つけ僕を座らせた。

アラヤ「ちょっと用があるから。これでも食べて待ってて」

アラヤはMの文字が刻まれた容器に入ったポテトを置いてどこかへいった。

てっきり僕が奢らされるものだと思っていたが…。
逆に奢ってもらった。
もしかしたらアイツはいい奴なのか?

いや、これは僕を懐柔する作戦なんだ。
そしてこのポテトは一つでも手をつけたらアウト。
危ない危ない。
食べ物に釣られるところだった。

朝寝坊したせいで朝を食べていない僕のお腹は昼の購買だけでは満足していなかった。
だから早く家に返って何か腹に入れたかったのだ。

僕は前に置かれたポテトを睨み付ける。

男「武士は食わねど爪楊枝…」

自分との戦いだった。


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