過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
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11: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 20:45:31.55 ID:5ewYfQ9y0



マスターがカウンターへ戻り、しばしの“休息”が訪れる。
人付き合いの苦手も、ここまで来れば才能だろう。


店の壁は赤煉瓦積みで、随所にあしらわれたオーク材の質感と相まって重厚さを感じる。
巷のカフェバーとは違い、古風な設えだ。

やや高めの天井から吊り降ろされる乳白色のペンダントライトがほのかな温かみを演出。
対してカウンターは間接照明がふんだんに使われ、一際明るくなっていた。
壁付の棚に飾られた色とりどりの瓶が光沢を放つ。



……違う。

僕が探しているのは“あの人”ただ一人だけなんだ。






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