過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
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37: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/09(火) 05:09:33.59 ID:6Q+gtuBK0



ここに来るまでに、僕は一度カクテルの種類を調べてみた。
半分は恰好つけのために。もう半分は興味のために。


「すみません」

「はい、お決まりでしょうか」

「……カミカゼをください」

「かしこまりました」


前とは違って、マスターがすぐ近くにいる。やっぱり落ち着かない。

でも、マスターの手際よいシェークを僕は目の前で見ることができた。
銀色のそれをもって、“く”の字にシャカシャカ。これは少し楽しいね。





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