過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
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8: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 20:23:53.03 ID:5ewYfQ9y0



やや狭い店内は、老齢のマスターが立つトラディショナルな4席分のバーカウンターを設えていた。
奥には4人掛けと2人掛けのテーブル席がそれぞれ二つ。客は大きな席に3人ほど。

僕は2人掛けのテーブルに一目散に向かう。


テーブルは無垢材を用いた温もり溢れるもの。良い肌触りだ。
椅子は少し固かったが、敷かれたチェックのクッションがここのマスターの親切心を感じさせる。

椅子に僕は深く腰掛けて、震えを落ち着かせた。
そして言った。

「すみません」


……聞こえていないようだ。






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