10:名無しNIPPER
2016/02/10(水) 18:12:04.45 ID:788GHfIV0
P「志希はどこにいるんだ……ん?」
きらり「!」jタタター
P「逃げた……おい待てよ」
きらり「な、何で追いかけて……」
P「何で逃げるんだよ!」
きらり「……」ガチャコン
P「扉に鍵掛けやがった。しょうがない。これ一本で……開いた!」
きらり「! 鍵をかけたのに……」
P「どんな扉もこれ一本。ちひろさん直伝のハリガネサービスだ」
きらり「は、ハリ? それ以上……近づかないでください」
P「何で近づいちゃダメなんだよ。まゆ」
きらり「Pさんは今皆のことをきらりちゃんに見えるんですよね」
P「そうだ」
きらり「以前は、まゆがガマンしたからきらりちゃんのような言動にならずに済みました。でも今回は……まゆが何かをすればいいというわけではありません。きらりちゃんはとても魅力的です。だからこそ会いたくないんです。どれだけまゆらしく振る舞っても、Pさんの目に映るのはきらりちゃんですから」
P「まゆ。聞いてくれ」
きらり「お願いです……今のまゆを……見ないでください」
P「まゆ……そう言えばあの時。確かこのあたりに」
きらり「Pさん?」
P「あった。まゆ! これを置いておくから取ってくれ」
きらり「これは……タブレット?」
P「動画を見たとき、映ってた姿と声はきらりじゃなくて本人だった。つまり何かを間に挟めば俺の症状の範囲外ってこと。タブレット同士のテレビ電話を使えばあるいは……まゆ! 電話に出てくれ」
きらり「あ、はい」
P「繋がった。まゆ。タブレット越しだけど。確かに見えるぞ。まゆの姿が」
きらり「Pさん……」
P「こうやって手を伸ばして俺が頬に触れているのは確かにまゆだ」
きらり「Pさんの手……とても暖かくて……優しくて……落ち着きます」
P「まゆ。大丈夫だ。ずっとじゃない。ずっときらりに見えるのもきらり悪いし治すさ」
きらり「Pさん……」
P「まゆ……」
きらり「できたー♪ 完成だよー!」
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