過去ログ - ガルパンSS・みほ「黒森峰大学かあ」
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2: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:39:22.42 ID:m0XDnor+o
 黒森峰大学は何かとご縁のある黒森峰女学園の母体組織です。大学は共学なんです。
 学園艦に着くとお姉ちゃんが出迎えてくれました。
「よく来たな、みほ」
 お姉ちゃんに合うのは久しぶりだから嬉しい。私は後ろのみんなを紹介しました。


3: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:39:48.22 ID:m0XDnor+o
「私達みんなで一緒の大学に行こうって考えているの」
「そうか」
「わあ、あの西住まほ選手とこんな近くでお会いできるとは……不肖秋山優花里、光栄の至りであります!」
「そ、そうか」
 優花里さんにブンブン振るような握手をされてさすがのお姉ちゃんも困ってる。珍しいなあ。
以下略



4: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:40:14.45 ID:m0XDnor+o
「では行こうか」とお姉ちゃんが歩き出すのでみんなで着いて行きました。
「隊長、パンツァー・フォーはやらないのか」と麻子さんがニヤニヤしていましたが私は首を振りました。
「よその船でそんな恥ずかしいことできないよ」
「何の話だ?」
「な、何でもないのお姉ちゃん。そうだ、ちょっとお腹減ったかなあなんて」
以下略



5: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:40:42.46 ID:m0XDnor+o
 大丈夫そうなのでお姉ちゃん曰く一番カレーの美味しい学食を目指します。
「大学と言っても高校の学園艦と基本的には変わらない。商業施設より大学の施設が多いのが違うと言えば違う」
「高校は校舎の周りに街があるって感じだったけど、大学は校舎と街が混ざってるみたい」
「そうだな、学生が運営をしている自治寮もある」
 お姉ちゃんの指差す先にはちょっとぼろぼろな木造のアパートがあって、薄汚れた額には「ヴェスヴィオ寮」と書いてあります。
以下略



6: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:41:08.29 ID:m0XDnor+o
「西住みほじゃないか! 久しぶりだなあ!」
「あなたは、アンチョビさん!」
 一年ぶりにお会いしたアンチョビさんは、素敵な私服姿。
 沙織さんが「髪下ろしたんですね。お似合いですよ!」と言ったら「まあ流石にツインテは子供っぽいからなあ」と笑っています。
 アンチョビさんとは全国で戦った時のようにハグを交わしたんだけど、爽やかなレモンの匂いがしました。


7: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:41:37.51 ID:m0XDnor+o
「元気そうで何よりだ。おいまほ、今日来るなんて聞いてなかったんだけど?」
「言っていないからな」
「こいつめ。今から食事か?」
「ああ、えちおぴ屋のカレーを食べに行くところだった」
 お姉ちゃんが首肯するとアンチョビさんはニヤリと笑ってさっきのぼろぼろな木造アパートを親指で指し示します。
以下略



8: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:42:05.54 ID:m0XDnor+o
「ここはアンツィオ高出身者が中心になって運営してる寮なんだ。アンツィオってあんまり裕福じゃない子も多いから、助け合いの精神でね」
 寮の床や壁の老朽化は隠せませんが、掃除が行き届いていて大事に住んでいる事が伝わってきます。
 麻子さんは興味深そうにあちこち見ているようです。
「家賃はいくらなんだ」
「聞いて驚け、5000円だ!」
以下略



9: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:42:32.92 ID:m0XDnor+o
「家族思いのいい子じゃないか! そういえば君らW号戦車の?」
 アンチョビさんに聞かれてそれぞれがポジションと自己紹介をしました。
「まほ、みほちゃん以外の子も即戦力じゃないか。白雪なんかに行かれた日にゃヤバイんじゃないのか」
「勿論。だけど私はみほの意志を尊重したいし、お前のとこの子たちやエリカは来るから」
「お姉ちゃん……」
以下略



10: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:42:58.79 ID:m0XDnor+o
「千代美、私は腹が減った」
「はいはい、じゃあ大鍋にお湯沸かして」
「あ、私も手伝います!」
「ほんとー? 助かるよ沙織ちゃん」
 アンチョビさんは1人でご飯の予定だったそうですが、買い溜めの食材を惜しみなく使って私達の分まで美味しいパスタを作ってくれました。
以下略



11: ◆naranciafLZ1[saga]
2016/02/09(火) 01:43:24.53 ID:m0XDnor+o
 アンチョビさんと別れた私たちは戦車道チームの部室を見に行くことになりました。
「普通はキャンパスツアーというと研究施設とかも見せるんだけど、どこか見たい所はあるか」
 そうお姉ちゃんから聞かれたんだけど、私たちは特に何もなかったので推薦理由でもある戦車道を見に行くのは自然な流れだよね。
「うわあ、おっきい!」
「すごいね!」
以下略



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