過去ログ - P「千早ちょっと来い、ミーティングだ」千早「なんです?」
1- 20
1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:23:33.88 ID:hBuHfd210
P「千早、学校はどうだ?馴染めてるか?」

千早「なんなんですかいきなり。大きなお世話です、プライベートに干渉しないでください」

P「そうはいかない。最近仕事がパッとしないのは普段の生活でストレスを抱えているからだと俺は思うぞ」

千早「はぁ……馴染めてますよ、これでいいんですか?」

P「いいやよくないね。千早のことだから『歌以外興味ありません』とか言って周囲に壁を作ってるんだろ」

千早「そ、そんなことありません!」

P「でも千早ってそういうタイプだろ。告白してきた奴に『歌以外興味ありませんから』とか言って振るだろ?やったことあるだろ?」

千早「ありません!いい加減にしてください」


SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:25:36.36 ID:hBuHfd210
P「いるんだよな〜たまに。ジュピター相手でも振るからねそういう人は。あ〜こわいこわい」

千早「くっ……」

P「今までに何人振った?いったいどれだけの男が千早という高い壁の前に砕け散った?」
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:27:18.36 ID:hBuHfd210
千早「それを知ってどうするというんですか?歌の仕事を増やせるんですか?増やせないでしょう?普段から言うように、私は歌にしか興味ありません。ですから歌の仕事も取ってこれないような人と話すことには興味ありません!」スタスタ

P(千早を少し怒らせてしまったみたいだ……)

P「はぁ、参ったよ……」
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:28:59.03 ID:hBuHfd210
P「ああ、誰にも告白されたことがないのもついでにバレたからな。プライドを傷つけてしまった」

春香「ぶふっ!でも千早ちゃん、それで怒るってことは、年相応に恋愛のこと気にしてるんですね」

P「ああ、確かにそうなのかもな……っておい、お前笑ってるけどさ、何、普段モテモテなの?」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:30:06.46 ID:hBuHfd210
P「おい、随分な言い方じゃないか。そういえば、チョコレートの天ぷらって美味いのかな?春香なら知ってるだろ」

春香「なんですか、急に話が飛びましたけど、それは暗にバレンタインの注文をしているんですか?男の風上にも置けませんね」

P「ちげーよ!思いついただけだ!」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:31:26.53 ID:hBuHfd210
P「ああ、千早の話だったな。そう、うまく仕事が取れないんだよ。冷たすぎて印象があまりよくないからだと思う。とびぬけた才能とはいえ、もう少し『普通の女の子』らしさがないとテレビ出演は厳しい。残念だがそういう世の中なんだろうな」

P「そこで春香、丁度いいから手伝いを頼みたい。千早をもう少し普通の女の子らしくしてやりたいんだ。歌以外の仕事でも感情が出せるように」

春香「プロデューサーさん、これでも私は普通すぎるとか散々言われて、それなりに悩んだりしてたんですよ?私にとって、『普通になりたい』という願いはイヤミでしかありません。だから断ります」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:32:41.46 ID:hBuHfd210
春香「……見返りは?」

P「は?」

春香「タダでモノ頼むつもりですか?」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:34:52.35 ID:hBuHfd210
P「……くっ!春香様、あなただけが頼りなのです。一週間……くそっ!一週間あなたの言うことを聞きますから、どうかこの卑しい私めに、お助けを」

春香「くすくす……自分から『卑しい』なんて言葉を使うなんて、プロデューサーさん、変態ですね。でもわかりました。そんなに頼られたら、無視するわけにはいかないですよね。まあ、千早ちゃんが気になるのは私もですし、助けてあげます」

P「どうしてこうなった……」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:36:48.65 ID:hBuHfd210
所変わって……

春香「千早ちゃん、さっきは随分機嫌が悪かったみたいだけど」

千早「え!?それは……何でもないの」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:38:45.35 ID:hBuHfd210
春香「えっと、確か『歌以外の仕事でももっと自分の感情を出してほしい』だとか言ってたような……」

千早「そんな、今の私には到底無理だわ……くっ、こうなったらプロデューサーとどこかに出かけて、その流れで仲直りをしないと」

春香「うんうん、そうだよね……って」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:39:59.99 ID:hBuHfd210
千早「どうしたの、春香?」

春香「……千早ちゃん、知ってたら謝るけど、それってデートじゃない?」

千早「デ!?そ、そんな訳ない……いや、そう言われてみればそうかも……」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:42:14.99 ID:hBuHfd210
春香「そ、そうなんだ……じゃあ、今回はあくまでも事務的なデートっていうことだね」

千早「事務的なデート……使い勝手のよさそうな言葉ね」

春香「そう!だから今回は、プロデューサーさんをあくまでも『事務的な用事』として誘って、そこで仲直りをするといいんじゃないかな?」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:43:43.02 ID:hBuHfd210
そして……

千早「あの、プロデューサー」

P「千早か。どうした?」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:45:16.94 ID:hBuHfd210
春香(千早ちゃん、意外と肝が据わってるな……ってやばい、プロデューサーさんにばれたかな?)

P「おい、春香、出てこい。そこにいるのは分かってる」

春香「ばれてましたか。どうしました?プロデューサーさん」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:46:49.62 ID:hBuHfd210
翌日

P「これでとりあえず終わりか……おーい千早、終わったぞ!」

千早「そんなに大声じゃなくても聞こえます」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:48:39.83 ID:hBuHfd210
千早「あの、ごめんなさい……」

P「お、おう……でも、謝るほどのことじゃないぞ」

千早「すみません……」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:50:15.43 ID:hBuHfd210
千早「はい。ここでいいですか?」

P「もちろん。だけど、どうしてここを?」

千早「は?高槻さんがかわいいからに決まっているでしょう!?そんなことも分からないんですか!!」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:53:14.80 ID:hBuHfd210
千早「そうは言ったけど、どうすればいいのかしら……」

千早「ボタンがないのだけれど……どうすれば動くのかしら」

券売機「タッチしてメニューをお選びください」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:55:11.99 ID:hBuHfd210
その後……

千早「さすがは高槻さんの店ね。注文の段階から簡単にはいかないわ」

P「いや、千早くらいだからな。あんなに手間取るのは」
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:56:24.29 ID:hBuHfd210
千早「冗談でも、言っていいことと悪いことがあります」

千早「ひどいです、プロデューサー」

P(やばい、やってしまった……本当にバカだ、俺)
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/09(火) 20:57:43.25 ID:hBuHfd210
P「そうだよな、考えてみると俺ってなれなれしすぎてプロデューサー失格だよな……千早のこと、女の子扱いしてなかったかもしれない。本当にごめんな。これからは態度を改めるから、機嫌直してくれないか?」

千早「プロデューサーは、私のことが嫌いなんですよね……」

P「えっ!?どうしてそんなことを言うんだ」
以下略



44Res/29.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice