過去ログ - 凛「嵐のなかの」花陽「恋だから」
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26:名無しNIPPER[sage]
2016/02/10(水) 00:28:24.98 ID:p5TmW1Sso
花陽の前では決して見せなかった、傭兵としての一面を、もはや隠し切れないほど余裕を失った凛。

凛に突き付けられた残酷な現実と、見たくはなかった彼女の表情とを見てしまい動揺している花陽。

じわじわと、二人の間に溝ができていく―――。

そんな直感が二人を呑み込むと。


「あ、あのっ!」
「あのね、かよちんっ!」


二人は同時に、反射的に。互いを呼び止めようと、声をあげていました。


「あ―――えと。り、凛ちゃん、お先にどうぞ?」


「う、ううん!言いたいことがあるなら、かよちんから先に!」


「……言いたいこと―――。」


言いたいことならいっぱいあるけれど。

でも、今声をかけたのは、そうじゃなくて。


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