過去ログ - 関裕美「その言葉を、胸にしまって」【モバマス】
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/10(水) 21:49:28.37 ID:rPoZouw2o

雑踏の中を走る。

せわしなく歩くサラリーマンや学生をかき分け、かするようにぶつかってはすいませんと叫んでも、目線だけは遠い遠いあの背中へ。

悠々とこちらを見下す歩行者信号に心底腹が立つ。

あぁ、こいつさえいなければすぐにでも追いつけただろうに! 


『スカウトは新人の仕事だ』


息と一緒にせっぱ詰まった頭で、ふと10年も前、プロデューサーになったばかりで言われた言葉を思い出す。

スカウトには新人のうちにしかない、自分のアイドルを見つけるための、それこそ一目ぼれのような“感性”が必要なのだと。

経験ゼロからのスカウトという、理不尽の塊のような業務を達成したあとに教えられたのは、そんな眉唾のような経験則だった。



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