1:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 22:21:47.67 ID:n3AMBxtn0
「――ごめん……。ボクの“好き”と雪歩の“好き”はやっぱり違うみたいだ。今更こんな事を言うなんて、ボクは酷いやつだよね……。…………別れよう、雪歩。」
「…………冗談……だよね……?」
そう言って笑おうとする雪歩の顔はひどく引き攣っていて、今にも泣き出しそうに見えた。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 22:24:21.14 ID:n3AMBxtn0
冬も間近、公園には風が強く吹いていた。まだ夕刻で明るさも幾分か残っていたけど、付近には誰もいない。足元を落ち葉がカラカラと小気味よい音を立てながら転がっていった。
ボクらのすぐ側にある噴水はその働きを止めていて、落ち葉を浮かべた水面は少し濁っていた。
春頃に訪れた時には綺麗な放物線を描いて水が噴出していた事を思い出す。
85Res/51.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。