12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 22:47:55.69 ID:n3AMBxtn0
すると雪歩はボクの手を離し、突然ボクの胸に飛び込んできた。
ボクの胸元に頭を預けて抱きついたまま泣き続ける雪歩になんて言葉をかければいいのかわからず、とりあえず雪歩の背中に手を回して軽く抱き返す。そのまま子供をあやすように、ぎこちないながらも雪歩の背中をポンポンと叩いてあげた。
「……雪歩、大丈夫?」
「…………うん。」
「ボク、雪歩を悲しませちゃったかな…?」
「違うよ……全然違う……。」
「じゃあ、どうして……。」
「……嬉しくて……幸せすぎて、涙が出てきたの。」
「え?」思わず声が出る。それを意に介さず雪歩は喋り続けた。
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