過去ログ - 真「二人の幸せのために」
1- 20
37:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 20:38:12.51 ID:6mipFv4H0

二人の間の空気がピンと張り詰めたのがわかった。
ボクの言葉の意味を上手く飲み込めないのか、雪歩は言葉には表しづらい微妙な表情をしていた。
雪歩の胸にボクの言葉が染み込むまで黙って待つ事にする。


これがボクの決断だった。
雪歩のためにボクができる事は、雪歩と別れる事、ただそれだけしかなかった。
ボクは雪歩が本当に望むものを与える事ができない。例え見せかけだけの恋人を演じ続けたとしても、その先に何が残るだろう?“本物”を知らない事が雪歩の人生にとってマイナスに働くのは間違いないように思えた。
ボクが雪歩を縛る鎖になっているのなら、雪歩が次の一歩を踏み出せるように手を離さなければ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/51.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice