39:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 20:43:25.29 ID:6mipFv4H0
  
 「だって……だって、キスもしたし……その先もしたよね?私が大好きって言ったら真ちゃんも同じ言葉を返してくれたよね?あれは……嘘だったの?」 
  
 「嘘じゃないよ……違うんだ雪歩。」 
  
 「何が違うの!?」 
  
 そう叫んだかと思うと、雪歩は目を伏せて泣き始めた。 
  
 「雪歩……」 
  
 「嫌……嫌だよぉ……。真ちゃんと離れたくないよぉ……。」 
  
 「それは僕も同じ気持ちだよ……。でも、このままじゃダメなんだ。」 
  
 「何がダメなの……?“好き”が違うって何……?“好き”ならいいんじゃないの……?もし違ったとしても、いつか同じ“好き”にはならないの……?」 
  
 「ボクも……いつか雪歩と同じ“好き”になれるんじゃないかと思ったから……ズルズルとここまで来てしまったんだ……。でも、ダメだった。どうにもならなかったんだよ。」 
  
  
 自分の不甲斐なさについ項垂れてしまう。こんな気持ちを雪歩に伝えなきゃならないのが辛くて堪らない。 
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