過去ログ - 真「二人の幸せのために」
1- 20
75:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 21:50:16.89 ID:XmKtMl4U0


「雪歩……愛してる。」


ポツリと小さく発した言葉は口の中から出てすぐに消えた。前を歩く雪歩は振り返りもしない。当然だ、聞こえない様に言ったのだから。

でも、いつかのベッドの中で言えなかった言葉も今なら言える。自分はたしかにあの頃よりも成長したんだ。それを確認できた事が嬉しかった。

だけど、この言葉が雪歩の耳に届くことは永遠にない。


雪歩と付き合っていたあの頃に戻れたら……と、考えた事が無いとは言えない。今のボクなら雪歩を傷付けたりしないで幸せにできると思うから。

でも、時間は絶対に巻き戻らない。何かを無かった事にはできない。自分の現状を受け入れて前に進むしかないんだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/51.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice