過去ログ - 【モバマスSS】藤原肇と初めての思い出
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7: ◆w72AKbkgD2[saga]
2016/02/12(金) 12:38:30.05 ID:5vWbXCau0



「二人三脚でがんばろう」

岡山から東京に出てきて最初の打ち合わせのとき、Pは肇のことをじっと見つめて言った。

その言葉に肇は、はい、とうなずいた。

「なんてな」

そう言ってPはニヤリと悪そうに笑ったことを、今でも肇は覚えている。

「二人三脚で走るより、一人ひとりが全力で走った方が絶対速いに決まってる」

ぽかんとする肇に、Pは続けた。

「追い越してやる、そうやって背中を追い続けるか、抜かれたくない、そうやって逃げ続けるか。

 そのどっちかだよ。それが一番お互い強くなれるんだ。肇とおじいさんもそうだったんじゃないか」

そうかもしれない。ストンと腑に落ちた。

「もちろん、無理はダメだし、がんばりすぎもいけない。壊れてしまったら元も子もない」

全ての器が作品になれるわけじゃない。思うようにできず割ってしまう器もある。

抜群の出来でも、焼いていて欠けてしまうこともあった。

美しさと頑丈さ、そして運。何かが欠ければ最高にはなれない。

「全力で走ります。大丈夫です」

Pは、肇は頑固そうだな、と不敵にふふふと笑った。



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