過去ログ - ほむら「お話しましょう?」さやか「は?」
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32: ◆do4ng07cO.[saga]
2016/02/12(金) 18:54:31.83 ID:eVPdJhZY0
さやか「なっ...」

ほむら「あなた達はいいかもしれないわよ?まどかになにもかも押し付けることができるし、導かれてもみんなはあなたのことを憶えている。...でも、あの子は違う」

ほむら「ここが無くなれば、人間としてのあの子は、大切な人からも忘れ去られて、誰とも触れ合えなくなってしまう...あなたはそれでいいの?」

さやか「でも、あんたはまどかの意思を踏みにじったんだ!あんたの欲望のままに!だからあたしは、まどかの代わりに」

ほむら「正義の味方みたいな言い草ね。なら、聞かせて貰えるかしら」

ほむら「私は聞いたのよ。まどかの口から、あの子の本心を。...大切な人とお別れなんてしたくない。彼女の本心は、そんなささやかな願いだったわ。でも、彼女はそれを諦めた。自分の願いも、幸せも、諦めるしかなかった」

なぎさ「で、でも...彼女がいないと、この宇宙が...」

ほむら「なら、彼女の本心は必要ないというの!?より多くの人が助かるためなら、彼女が苦しむことさえも厭わないの!?」

ほむら「...ねえ、どうすればいいの?誰からも忘れ去られ、それでも自分だけは生き続けなければならない人間は...全てを受け入れなければならないの?」



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