過去ログ - 【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 穏乃「第十九話だっ!」
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886: ◆wTbHWj0PbM7d[saga]
2016/03/18(金) 23:31:40.18 ID:jWJSnC1fo
―― 旧校舎前

京太郎 「部長、それで何用意します??」

久 「……」


言葉に詰まった。用意が必要な物は今となっては何も無い。

あの時の言葉は、皆がいるあの環境下で須賀君だけを呼ぶ、ただの方便だ。


久 「……ごめんなさい。実は、さっきのは嘘なの」ウツムキ

京太郎 「えっ……」

久 「私も学園祭楽しみたくて……でも、当日は仕事もあるから、あまり動けないし……」

久 「私も皆が準備してるところでも良いから誰かと回って、雰囲気感じたくって」

京太郎 「学生議会で回ったりはしないんですか?」

久 「現場の方は実行委員が動いてるから、私は殆ど決済とか承認とかのデスクワークなのよ。」

京太郎 「そうだったんですね。あ!だったら副会長の方が良くないですか?そっちの方の話も出来ると思いますけど……」

久 「もう!相変わらず鈍いわね」

京太郎 「ふぇぇ、しーましぇーん……」

久 「須賀君、あなたと一緒じゃなきゃ意味無いのよ……///」カミノケクルクル

久 「それに、ああでも言わないと、あなたと二人で動けないじゃない……」


そう言って、私は俯き、必死になって目に涙を溜めた。


久 「ねぇ……今日だけ、私と一緒に見て回ってくれないかしら……」ウワメヅカイ

京太郎 「う……」ドッキーン

京太郎 (反則過ぎる!こんなん断れる訳無いだろ……。まぁ、でも……)

京太郎 「何か、すいません。実は、俺も当日は絶対走り回ってると思うんで、ゆっくり回れそうに無いんです。どんなお店があるのかわからないまま終わりそうなんで、俺で良ければ……」ポリポリ

久 「本当!?ありがとう!須賀君!!」ガシッ

久 「でも、須賀君は皆と回れる時間あると思うわよ?美穂子にも手伝ってくれるって言ってるし……」キョトン

京太郎 「いや、きっと無理です。そこそこ人数呼んじゃったんで……。当日なんかあったらマジですいません……(白目」

久 「ふぅん……まぁ良いわ。さっ、行きましょ。デートよ。デート」ウキウキ



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