過去ログ - 【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 穏乃「第十九話だっ!」
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890: ◆wTbHWj0PbM7d[saga]
2016/03/18(金) 23:44:52.36 ID:jWJSnC1fo
―― 屋上

京太郎 「わぁ、久さん、ここからだと全体が見えますよ。皆準備してて、こう、『良い学園祭にするぞー』って空気が伝わってきます!」ガシャ


校舎内を一通り回り終えた私達は最後に屋上に出た。

途中、互いに軽口を叩きあい、冗談を言い合い。もしかしたら須賀君は無理をしていたかも。

彼と一緒にいる事ができて、二人だけの時間を過ごす事ができて嬉しかった。

明日以降は、再び部長と部員としての時間が流れるのだろう。そう考えると少し寂しくなった。


久 「そうね。私達も負けてられないわね」

京太郎 「うっす!あ……でも当日は……(白目」

久 「また大げさね。そう言えば、須賀君と咲の昔からの付き合いの子は来るのかしら?」


『幼馴染』という表現は嫌いだった。

単純なイメージの問題だけど、それだけで自分よりも大きなアドバンテージを持っているように感じる。

事実そうなのだろうけど、そう呼ぶだけで自分が負けているように感じた。

追いつけないように思えた。それは、自分から負ける理由を言っているみたいで嫌だった。


京太郎 「えっと、淡と数絵ですか?はい。来ますよ。久し振りに皆で会おうと思って。」

京太郎 「問題はアイツらだけでは無いと言うか……(白目」

久 「そう。」ギュッ


その返答は、その分だけ彼と一緒にいることができる時間が無くなることを意味していた。

少し、胸がざわついた。思わず自分の右腕を掴む左手に力が入ってしまう……



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