過去ログ - 《君の『   』と同じ色》
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13:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:31:31.48 ID:lTYqn5zV0
「さぁ、あなたの番よ」
「くっ………!」
 僕が指す。
 彼女が指す。
「私のパンツの色の方が今の所は多いわね」
 僕が指す。
 彼女が指す。
「あら、私のパンツの色の石が少なくなっちゃったわ」
 僕が指す。
 彼女が指す。
「なんてね。今のフェイクよ。私のパンツの色の石を増やすためのね」
 僕が指す。
 彼女が指す。
 ……だ、駄目だ。どうしても意識が黒に向いてしまう。向けられてしまう。盤がまともに見れない。
「あら、そこでいいの?」
「え?あ」
 そこで決定的な一手を打たれてしまった。もう戦局が覆ることはないだろう。
「ふふふ。盤上が私のパンツの色の石でいっぱいね」
 彼女がスカートをヒラヒラさせながら言った。
 もう勝ちが確定したような物なのだから、その自虐も丸出しも意味ないと思うんだけど。


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